「考える職人」というのは、勉強ができるとか専門知識があるという意味じゃありません。IKEGAMIには専門外から入社した社員もたくさんいるので、入社してから仕事や技術を身につければいいんです。ここにはそのための仕組みがあり、教えてくれる先輩もたくさんいます。

では、どういうことか？ 言われたことをやるだけじゃなく、失敗してもいいから挑戦して、失敗からなぜなぜ？と考えることで学び、次へ活かしてほしいということ。そして、相手の立場や周囲の状況を見て、自分に出来ることがないかを想像してほしいということです。例えばサッカーやバスケットボールでは、ボールを持っていない時間のそれぞれの動きがとても大事ですよね。準備・段取りがおろそかだと、いざという時に動けませんから。仕事に置き換えれば、それは工具の整備・治具製作や５Sなどに当てはまります。IKEGAMIは「みんなの力で発展する」ことを目指す会社です。そのために、全員が広い視野を持ち、相手の立場に立って他の社員をサポートするよう心がけています。だからこそ自分が困った時に自然に助けてもらえるチームワークが育まれてきたんです。

70数年の歴史を超え、IKEGAMIは百年企業を目指します。新しい時代をつくるのは、新しい感性を持った技術者たちです。先輩方の優れた部分を学びつつ、新しい職人像を切り拓いてほしい。私たちと一緒に、自分たちの時代に支持される職人・会社とは何かを考えていきませんか。

代表取締役松田　拓也